内装打合せの時に気を付けたい事4つ(クロス編)
こんにちは!
コーディネーターの白石です。
同じ間取りでも内装仕上げによって全然雰囲気がかわります。
どんな照明器具を入れるか、どんなカーテン類を入れるかなど…
もちろん家具によってもかわります。
弊社では基本的にはクロス仕上げをオススメしています。
ご要望があれば塗り壁や、腰壁板張りなども対応可能です。
クロス選びの際に気を付けたいこと。
①来客があるLDK のようなセミパブリックスペースは年齢、性別を問わないベースカラーをチョイス。(ホワイトやクリーム系。場合によってはグレーなどの淡~い色)
LDK はお家の中でも居る時間が長く、かつ来客がある場所です。メインどころに濃い目の色や柄ものを持ってくると個人の好き嫌いが出やすくなります。「この空間は落ち着くなぁ」と感じる人もいれば「この空間は落ち着かないなぁ…」と感じる人もいる。そうすると一番長くいて一番居心地がよくあってほしい場所なのに個人差が出てしまいます。また、ダイニングセット・ソファセット・TV台などたくさんの家具や小物などが入ってきて、色・柄が入り乱れやすい場所でもあります。最近はリビング学習だとか、畳スペースでお子さんを遊ばせておいてお料理中も目が届きやすい。なんて間取りも人気です。そうなってくるとやはり、お部屋の面積の一番を占める壁紙はシンプルがオススメです。(オススメなので、確固たるイメージがあるお家やお施主様が特にこだわりをもっていらっしゃる場合など、例外もあります。)基本的には明るさもとりたい場所ですので、色味は明るめがいいですね。
②吹抜や階段・2Fホールなど、特に区切りがなくひと続きの場所は同じクロスがオススメ。
扉が付いていて、空間として区切れるスペース(居室や洗面所・トイレなど)は、扉をあけると別空間と考えることができるので、中と外でぜんぜん違う雰囲気にしてしまうのはアリです。通路や階段は歩いて通り過ぎる所ですので、周りの風景が目まぐるしっくかわっていくと、ちょっと落ち着かない空間になってしまいます。
また、クロスの特性として、貼った後のりが乾く際にどうしても多少の縮みが出てしまいます。その為、出隅(角のとがった部分)で貼り分けるとクロスが剥がれやすくなってしまうので後々大変になってしまいます。貼り分けるなら入隅(角のへこんでいる部分)で分けましょう。
③多少の違いは誤差程度。
クロス台帳の小さなサイズでは、どんなクロスなのか分かりにくいです。お打ち合わせの際はA4サイズの大判サンプルを取り寄せるようにしています。(中にはオーダー品や特殊品の為、お取り寄せ出来ないものもあります。)クロスは、壁や天井などの広い面積に貼っていくものですから、仕上がってみると意外とおとなしい柄だったとか、色があんまりわからないねって事がよくあります。白の無地系で多少織物調だとか、多少エンボスが入っている程度だと、壁に貼ったときにはどちらも「白い壁」です。アクセントを入れたいときには思い切って全く違う色・柄を入れてみましょう。その時のポイントは「テイストは揃える」ということ。このお部屋はカッコよくいきたいからマテリアル系でいこう!と決めたら、そこからぶれないことがポイントです。コンクリート打ちっぱなし風×タイル調って感じです。
④2Fのお部屋は個性の出しどころ。
一方、2Fは家族以外は立ち入らないプライベート空間。トイレのように小さな空間は特に演出しやすいスペースになります。小スペースなだけに、大柄も派手になりすぎずまとまりやすいです。ここは思い切ったクロスでいきましょう。
その他2Fの各お部屋も個人のプライベート空間です。ここは気の向くままに好きなテイストに突き進みましょう。
いかがでしょうか。お家の中のイメージが固まってきましたら、次回は水まわり設備のご紹介に続きます。
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