インテリアコーディネーター 白石’s blog

静岡県掛川市ユニバーサルホームのインテリアコーディネーター。毎日ワクワク暮らせるお家づくりを目指し、仕事の様子・独り言など書いていきます。

「出来ません」って言うのが正解?言わないのが正解??

こんにちは!

インテリアコーディネーターの白石です。

 

新築内装のお打ち合わせをしていて、気に入った商品を持ってくるから付けて欲しいって言われる方が時々いらっしゃいます。照明器具だったり、洗面台だったり、写真を壁に埋め込みたいって方もいらっしゃいます。

 

注文住宅を建てる方って、どうして注文住宅を選ばれたのでしょう?

分譲マンション、建て売り、中古住宅など、住まいの形は色々あるのに、敢えての注文住宅。色々見たけど希望の間取りがなかったとか?好みの内装じゃなかったとか…?

 

家族構成とか、使い勝手とかを考えたらやっぱり自分たちに合ったものを作って貰いたいよねって方たちだと思うのです。スーツのセミオーダーの感覚に似てるのかな?(上手く伝わってますでしょうか?笑)

 

せっかく一から建てるなら、やりたいことは詰め込みたい。世界に一つだけの自分たちにとって一番居心地のいいお家にしたい!って思うのって当然だと思うのです。コーディネーターは、そんなお客様の夢や希望のお話を伺って、イメージを形にするポジションの人。だから、「こうしたい!あぁしたい!」ってキラキラお話しているお客様に「それは出来ません」って言いたくないのです。打ち合わせは週に1回程度ですが、お客様はきっと寝ても覚めてもマイホームの事を考えていて、通りすがる家々を眺めたり、ネットを見たりしながらどんなお家にしようかな~なんてことを考えていらっしゃるのかなと感じる場面があります。

 

だから、お客様の「あぁしたい!」「こうしたい!」にじっくり耳を傾けて聞いています。一度受け止めて、実際に出来る事か不可能な事か。出来ないなら何がネックなのか、代替案はないのか…やる前提で出来る方法を模索してみて、それでもやっぱりムリならやっと「出来ません」と言えるのかな。というのが私の考え。

 

保証はどうするんだとか、手間暇かかるだとか、メーカー品じゃないとメンテナンスの時困るとか、そんな声もあるようだけど。。弊社の場合はお持ち込みの商品は保証がつきません。とお伝えしています。たとえば、据え付けたはいいけれど数年後故障した際にはご自身で買い換えて頂くか別の物を探して頂くか…その際の据付け料は頂くことになるかもしれません。

取り付ける事はどうにかしてできたとして、その後住み始めてからの手間暇が保証付きの商品と違ってくるという事を考えて「出来ません」というのが正解なのか。

 

もちろん、構造的に成り立たないとか、故障の原因になりかねないとか、明らかにお客様の不利益になりうる事は止めますよ!

 

 

どっちが正解なんでしょうか…?

 

今日はこの辺で!